2017年2月12日
紀伊路2日目後半です。
泉州路を歩くのは初めてです。山登りのため電車やバスに乗って通過したことはありますが、宅地化が激しく、泉州=農業というイメージには程遠いという印象でした。歩いてみてどうだったか?やはり都市化、したがってどこにでもあるような街の印象でした。まあ、歩くのはあまり面白くない。
阪和線に沿って歩くので、いやになったらいつでもエスケープできるので気は楽ですが。

★和泉府中 井ノ口王子跡
紀伊路2日目後半です。
泉州路を歩くのは初めてです。山登りのため電車やバスに乗って通過したことはありますが、宅地化が激しく、泉州=農業というイメージには程遠いという印象でした。歩いてみてどうだったか?やはり都市化、したがってどこにでもあるような街の印象でした。まあ、歩くのはあまり面白くない。
阪和線に沿って歩くので、いやになったらいつでもエスケープできるので気は楽ですが。

★和泉府中 井ノ口王子跡
■コースタイム
13:59 取石分岐
14:17 聖神社大鳥居
14:18 9★篠田王子跡
14:22 小栗地蔵
14:24 高札場跡
14:30 10★平松王子跡■休憩 14:43
14:50 自衛隊前、小栗街道道標
15:03 小栗街道道標
15:04 泉井上神社 15:10
15:18 11★井ノ口王子跡
15:23 和気郵便局横コンビニで雨宿り休憩■ 15:50
15:57 小田町コンビニ■T休憩 16:08
16:26 久米田大町交差点右折
16:33 12★池田王子跡
17:07 作才分岐
17:20 JR東岸和田
28km/8h(山旅ロガー読み)
■マップ
■参考サイト
熊野古道、九十九王子社 神奈備さん http://www.kamnavi.jp/kumano/index.htm
大阪府熊野街道マップhttp://www.pref.osaka.lg.jp/doroseibi/kakusyusesaku/rekishikaidou.html#kumano
4.泉州路をゆく
堺以南にはいくつかの市が順繰りに出てくるのですが、どうも不案内で、どういう配置になっているのかあまりよくわかっていません。取石の分岐で街道らしい雰囲気の細い道に入って、まだ堺だと思っていたら、高石市に入っていて、この看板で気が付きました。すでに高石市は終わりだった。

阪和線でいうと北信太駅付近の街道筋。昔風の家はほとんどありませんが、お地蔵さんや、道の細さを見ていると、昔ながらの街道筋という感じはします。

写真は、車は写っていませんが、そこそこ通るので注意が必要です。

■篠田王子跡
14:18、聖神社の大鳥居通過

鳥居を過ぎてすぐ、民家の角に案内板があった。

細い路地を入っていくと・・・

ピンポンパンポンとアラームが鳴り響きます。左手にある看板には、不審者云々・・・というのが大書してありました。アラームは奥の家からも鳴って、うるさいし、来訪者をはなから不審者とみているようで、はなはだ気分悪し!


ちょっとした空き地があり、そこが王子祠の跡地なのでしょう。小さな祠がありましたがフェンスがしてある。

警報だけでカメラはないと思いますが、真新しい装置をにらんでやりました。
■平松王子跡
王寺町の道端にあった小栗地蔵

八坂神社の前には高札場跡がありました。

小栗の湯なんてのがあるなあ、と見とれているうちに、広い道をまっすぐ行ってしまいました。本当は、団地の中の細い坂道を登っていくのでした。次の信号で修復。
14:30、平松王子跡。標柱には、北北西70mと書いてあります。

そうすると、小池之地蔵尊の角を西に入って・・・

あと茶色のアパートの手前あたりか?ただの団地駐車場でした。

公園で一服。
この灯籠は重要なものみたいです。
----------------
この石灯籠は、小栗街道の伯太北出口、放光池の堤防、道の西側にあったもので、昔は、住吉神社の境内にある「住吉の高灯籠」とともに大阪湾を航行する船に現在位置を知らせる灯台の役目を果たし大阪湾安全航行のシンボルとなっていたと言われ形式からみて約三百年前のものと推察されている。
和泉市立伯太小学校PTA団
(私たちの郷土伯太・池上)より
----------------

官製でなくPTAの方々が説明盤を作っているところがなかなかよろしいではないですか。
公園は2つあり、トイレもあります。ここで10分ほど休憩。
自衛隊入口を過ぎて街道を歩きます。この辺り、ちょっといい感じはしますが、車が多い。(車の来ない時を狙って撮っています)

自衛隊前の街道分岐には小栗街道道標
「右 小栗街道 牛瀧 岸和田 佐野 和歌山」・「左 池田 槇尾 松尾寺」

伯太町
おそらくため池があったのでしょう。埋め立てて開発待ちか?
西の空模様があやしくなってきました。今日は午後から所により時雨の予報です。

■和泉府中
府中町の中心部に来ています。府中だけあった旧家も多い。

小栗街道道標

泉井上神社に寄ります。

ちょうどボランティアガイド?に率いられた一団が見学の最中でした。


和泉国の名前のもととなった清水が湧いていたそうな。今は涸れています。

ここでポツリと来ました。今日は傘の用意はしておりません。ちょっと急ぎます。
■井ノ口王子跡
井ノ口王子跡に来ました。立派なお堂があります。その脇にはお地蔵さん。

子安地蔵

お堂左手の、南無妙法蓮華経 石塔

ポツリがポツリポツリとなり、見学しているうちにミゾレになってきました。いつも思いますが、地蔵祠などの文化財の前に平気で電柱を立てる無神経さ。民家前と違って文句を言わないのでしょう。

ミゾレ第一陣はすぐに止んだので急ぎ先に進みます。

15:23、第二陣襲来とともにコンビニに駆け込みました。ここでパンをかじりながら雨宿り。ミゾレはかなり強く降りました。

第二陣も退去。それとともに、こちらもコンビニ退去します。結局25分の休憩でした。

和気の妙泉寺への道標

小田町のコンビニにて10f分間のトイレ休憩。今日は(も)冷えます。
■池田王子跡を探索する
16:26、さて、久米田の大町交差点です。ここから右折して王子跡を探しにいきます。

下池田町の路地に来ています。古くからの在所のようです。

地蔵祠は変則四辻になっていて、祠の裏手になる角には 「池田王子」の石標が建っています。

幼稚園の建物と思われる垣根には池田王子跡板説明盤がありました。この次の路地を入って突き当りのようです。さらに、熊野街道の古道は、オレンジのラインで示されていて、和気あたりから府道227に沿って阪和線を越して、ため池を回りながら八木北小学校を突っ切り、池田のこの辺りに達していたようです。そのルートをGooglemapに赤線で書き込みました。

王子跡はあの白壁の家あたりでしょうか。

路地入口にも道標がある

突き当りの家の前から北を見る。単なる駐車場で何もなさそうだったので、引き返しましたが、もう少し奥に行くべきだったか?民家の庭のようなところだったので遠慮しましたが・・・今は夜疑神社に合祀されているようです。

久米田の大通りに向かいます。いかにも古道らしい細道が続いています。

路地の出口にはちゃんと「熊野古道」の道標が建っていました。

池田王子は跡地しかなかったですが、その案内板や標柱、また、熊野街道古道ルートも復元されているようで、満足した気分になれました。 今日は、予定外の休憩が多かったので、元の府道に戻ってもう少し距離を稼いでおきます。
16:50、下松付近。「くだまつ」でなく「しもまつ」。そうすると、上松は「かみまつ」か。

17:07、作才信号から左手の小道に入る。これが古道のようです。

17:14、サカイ引越センターの角で終了。ここから東岸和田に向かいました。

17:20 JR東岸和田。距離28km/8h(山旅ロガー読み)。Googlemapの推定(手動で軌跡を書き込み)では、26.4kmなので、だいたいはそんなところでしょう。朝のスタートが9時半近かったので、これが限界かなと思います。
(続く)
13:59 取石分岐
14:17 聖神社大鳥居
14:18 9★篠田王子跡
14:22 小栗地蔵
14:24 高札場跡
14:30 10★平松王子跡■休憩 14:43
14:50 自衛隊前、小栗街道道標
15:03 小栗街道道標
15:04 泉井上神社 15:10
15:18 11★井ノ口王子跡
15:23 和気郵便局横コンビニで雨宿り休憩■ 15:50
15:57 小田町コンビニ■T休憩 16:08
16:26 久米田大町交差点右折
16:33 12★池田王子跡
17:07 作才分岐
17:20 JR東岸和田
28km/8h(山旅ロガー読み)
■マップ
■参考サイト
熊野古道、九十九王子社 神奈備さん http://www.kamnavi.jp/kumano/index.htm
大阪府熊野街道マップhttp://www.pref.osaka.lg.jp/doroseibi/kakusyusesaku/rekishikaidou.html#kumano
4.泉州路をゆく
堺以南にはいくつかの市が順繰りに出てくるのですが、どうも不案内で、どういう配置になっているのかあまりよくわかっていません。取石の分岐で街道らしい雰囲気の細い道に入って、まだ堺だと思っていたら、高石市に入っていて、この看板で気が付きました。すでに高石市は終わりだった。

阪和線でいうと北信太駅付近の街道筋。昔風の家はほとんどありませんが、お地蔵さんや、道の細さを見ていると、昔ながらの街道筋という感じはします。

写真は、車は写っていませんが、そこそこ通るので注意が必要です。

■篠田王子跡
14:18、聖神社の大鳥居通過

鳥居を過ぎてすぐ、民家の角に案内板があった。

細い路地を入っていくと・・・

ピンポンパンポンとアラームが鳴り響きます。左手にある看板には、不審者云々・・・というのが大書してありました。アラームは奥の家からも鳴って、うるさいし、来訪者をはなから不審者とみているようで、はなはだ気分悪し!


ちょっとした空き地があり、そこが王子祠の跡地なのでしょう。小さな祠がありましたがフェンスがしてある。

警報だけでカメラはないと思いますが、真新しい装置をにらんでやりました。
■平松王子跡
王寺町の道端にあった小栗地蔵

八坂神社の前には高札場跡がありました。

小栗の湯なんてのがあるなあ、と見とれているうちに、広い道をまっすぐ行ってしまいました。本当は、団地の中の細い坂道を登っていくのでした。次の信号で修復。
14:30、平松王子跡。標柱には、北北西70mと書いてあります。

そうすると、小池之地蔵尊の角を西に入って・・・

あと茶色のアパートの手前あたりか?ただの団地駐車場でした。

公園で一服。
この灯籠は重要なものみたいです。
----------------
この石灯籠は、小栗街道の伯太北出口、放光池の堤防、道の西側にあったもので、昔は、住吉神社の境内にある「住吉の高灯籠」とともに大阪湾を航行する船に現在位置を知らせる灯台の役目を果たし大阪湾安全航行のシンボルとなっていたと言われ形式からみて約三百年前のものと推察されている。
和泉市立伯太小学校PTA団
(私たちの郷土伯太・池上)より
----------------

官製でなくPTAの方々が説明盤を作っているところがなかなかよろしいではないですか。
公園は2つあり、トイレもあります。ここで10分ほど休憩。
自衛隊入口を過ぎて街道を歩きます。この辺り、ちょっといい感じはしますが、車が多い。(車の来ない時を狙って撮っています)

自衛隊前の街道分岐には小栗街道道標
「右 小栗街道 牛瀧 岸和田 佐野 和歌山」・「左 池田 槇尾 松尾寺」

伯太町
おそらくため池があったのでしょう。埋め立てて開発待ちか?
西の空模様があやしくなってきました。今日は午後から所により時雨の予報です。

■和泉府中
府中町の中心部に来ています。府中だけあった旧家も多い。

小栗街道道標

泉井上神社に寄ります。

ちょうどボランティアガイド?に率いられた一団が見学の最中でした。


和泉国の名前のもととなった清水が湧いていたそうな。今は涸れています。

ここでポツリと来ました。今日は傘の用意はしておりません。ちょっと急ぎます。
■井ノ口王子跡
井ノ口王子跡に来ました。立派なお堂があります。その脇にはお地蔵さん。

子安地蔵

お堂左手の、南無妙法蓮華経 石塔

ポツリがポツリポツリとなり、見学しているうちにミゾレになってきました。いつも思いますが、地蔵祠などの文化財の前に平気で電柱を立てる無神経さ。民家前と違って文句を言わないのでしょう。

ミゾレ第一陣はすぐに止んだので急ぎ先に進みます。

15:23、第二陣襲来とともにコンビニに駆け込みました。ここでパンをかじりながら雨宿り。ミゾレはかなり強く降りました。

第二陣も退去。それとともに、こちらもコンビニ退去します。結局25分の休憩でした。

和気の妙泉寺への道標

小田町のコンビニにて10f分間のトイレ休憩。今日は(も)冷えます。
■池田王子跡を探索する
16:26、さて、久米田の大町交差点です。ここから右折して王子跡を探しにいきます。

下池田町の路地に来ています。古くからの在所のようです。

地蔵祠は変則四辻になっていて、祠の裏手になる角には 「池田王子」の石標が建っています。

幼稚園の建物と思われる垣根には池田王子跡板説明盤がありました。この次の路地を入って突き当りのようです。さらに、熊野街道の古道は、オレンジのラインで示されていて、和気あたりから府道227に沿って阪和線を越して、ため池を回りながら八木北小学校を突っ切り、池田のこの辺りに達していたようです。そのルートをGooglemapに赤線で書き込みました。

王子跡はあの白壁の家あたりでしょうか。

路地入口にも道標がある

突き当りの家の前から北を見る。単なる駐車場で何もなさそうだったので、引き返しましたが、もう少し奥に行くべきだったか?民家の庭のようなところだったので遠慮しましたが・・・今は夜疑神社に合祀されているようです。

久米田の大通りに向かいます。いかにも古道らしい細道が続いています。

路地の出口にはちゃんと「熊野古道」の道標が建っていました。

池田王子は跡地しかなかったですが、その案内板や標柱、また、熊野街道古道ルートも復元されているようで、満足した気分になれました。 今日は、予定外の休憩が多かったので、元の府道に戻ってもう少し距離を稼いでおきます。
16:50、下松付近。「くだまつ」でなく「しもまつ」。そうすると、上松は「かみまつ」か。

17:07、作才信号から左手の小道に入る。これが古道のようです。

17:14、サカイ引越センターの角で終了。ここから東岸和田に向かいました。

17:20 JR東岸和田。距離28km/8h(山旅ロガー読み)。Googlemapの推定(手動で軌跡を書き込み)では、26.4kmなので、だいたいはそんなところでしょう。朝のスタートが9時半近かったので、これが限界かなと思います。
(続く)
コメント