2017年5月17日
帰省のたびに気になっている神社があります。山陰線下山(しもやま)駅を綾部側に向かって少し行ったところ、列車は橋梁を渡りますが、橋梁の上で少し景色が開けるとき、一瞬だけ車窓から祠がみえます。細い尾根の上にへばりつくようにして古びた祠が見えるのです。特急に乗っていたらほんの一瞬です。すぐに列車はトンネルに入ってしまいます。一瞬見えるだけなので、余計にどういう神社なのかが気になっているのです。帰省の折、道草をして見に行きました。

◆尾根突端の祠
帰省のたびに気になっている神社があります。山陰線下山(しもやま)駅を綾部側に向かって少し行ったところ、列車は橋梁を渡りますが、橋梁の上で少し景色が開けるとき、一瞬だけ車窓から祠がみえます。細い尾根の上にへばりつくようにして古びた祠が見えるのです。特急に乗っていたらほんの一瞬です。すぐに列車はトンネルに入ってしまいます。一瞬見えるだけなので、余計にどういう神社なのかが気になっているのです。帰省の折、道草をして見に行きました。

◆尾根突端の祠
■園部にて
園部駅で所要にて降りました。次の電車まで1時間待ちです。なにもすることがないので、駅前をブラブラと。
以前駅前だったのが駅裏になっていて、JRバスの停留所がと駐車場があるだけでした。以前の駅裏は駅前になっていて、コンビニ、ロータリーとバス停、喫茶店、ホテル。便利ではあるが風景としてはどこにでもあるものになっていました。
駅裏をブラブラしていると・・・・なつかしいものがありました。
園部駅の駅弁はまだあるのだろうか?店先には「今日の食事メニューは終了しました」の張り紙が!まだ、11:59やけど! もう喫茶しかやってないみたいでした。
名物の看板は降ろされています。

駅弁は店売りはしているとして(未確認)、駅では売ってないでしょう。ホームや車内売りなどとんでもない状況です。特急でも飲み物の車内売りはおろか、自販機さえもない。京都駅内のコンビニであらかじめ買っておかないといけない。
駅弁いらんのかなあ?コンビニは合理的かも知れませんが、味もしゃしゃりもない。「鉄道の旅」というものがなくなっている。
■それはともかく下山
帰りに撮った写真ですが、下山駅。山陰線の中では新しく設備も整っている駅です。飲み物の自販機はおろか、切符自販機やトイレもない駅はざらにあるので・・・

下山駅の自転車置き場。見事に一台もおいてありません。こんな自転車置き場、初めて見た。
通勤者はいないか、いてもクルマでしょう。高校生は?いるはずなのですが、クルマで送ってもらうか、バスか、そもそもJRは使わず、直接通学するのか?

これから件の神社に行きます。場所は下山駅から北へ約1.5km。下の地図の○印の場所です。西の質美川と東の高屋川に挟まれて、両川の合流点までにゅうっと伸びた半島みたいな場所の根元です。両川とも河岸段丘が発達しているので、平地でなくちょっと高い尾根の上にあります。

のんびりと、花でも愛でながら・・・
何が起こったか、一瞬目を疑いました!

知野辺付近から北東を見る。4/28に登った空山あたりが見えるかと思ったら、その西のP507あたりが見えているのでした。

山陰線の鉄橋が見えてきた。この上から神社が見えたはず。

鉄橋の下に鳥居がありました。蛭子大神宮。いわゆる、えべっさんか。

参道。岩場の道の登りです。

社務所および門。古いだけに、いい塩梅にこなれてきています。

本殿と覆屋。これを列車の中から見ていたのです。

フェンスの網の間から本殿を拝す。

山陰線の鉄橋を振り返る

たまたま覆屋の裏手に回ってみると・・・・あらら、もう一社ある!


尾根の突端も突端に建っていました。すぐ脇は断崖絶壁。典型的な聖性地形にあります。

調べてみると、突端にある祠が蛭子大神宮であって、手前の祠は摂社で、どのような神社なのかよく分からないそうです。
丹波の神社:http://tanbarakuichi.sakura.ne.jp/shrine/tanba/04.html より。場所は知野辺ですが、氏子は高屋川対岸の白土村の住民とのこと。白土ならば、高屋川が蛇行している場所の半島みたいなところにあるちょっと高いマウンドの場所に社があってもよさそうなのに。ちょうど、この蛭子大神宮の向かい合わせになるので、高屋川を挟んで二社があって、水の鎮めをしていた(高屋川は少し先で由良川に合流します、大雨の日は逆流による洪水などが起こりやすかったのかも)、そして、最終的に対岸の断崖上にある社が残ったとか・・・そんな経緯があったのかも知れません。
お参りをすませて、下山駅に帰ります。
ウマノアシガタ。実はやはりコンペイトウ状でした。

もう夏です。

(おわり)
園部駅で所要にて降りました。次の電車まで1時間待ちです。なにもすることがないので、駅前をブラブラと。
以前駅前だったのが駅裏になっていて、JRバスの停留所がと駐車場があるだけでした。以前の駅裏は駅前になっていて、コンビニ、ロータリーとバス停、喫茶店、ホテル。便利ではあるが風景としてはどこにでもあるものになっていました。
駅裏をブラブラしていると・・・・なつかしいものがありました。
園部駅の駅弁はまだあるのだろうか?店先には「今日の食事メニューは終了しました」の張り紙が!まだ、11:59やけど! もう喫茶しかやってないみたいでした。

名物の看板は降ろされています。

駅弁は店売りはしているとして(未確認)、駅では売ってないでしょう。ホームや車内売りなどとんでもない状況です。特急でも飲み物の車内売りはおろか、自販機さえもない。京都駅内のコンビニであらかじめ買っておかないといけない。
駅弁いらんのかなあ?コンビニは合理的かも知れませんが、味もしゃしゃりもない。「鉄道の旅」というものがなくなっている。
■それはともかく下山
帰りに撮った写真ですが、下山駅。山陰線の中では新しく設備も整っている駅です。飲み物の自販機はおろか、切符自販機やトイレもない駅はざらにあるので・・・

下山駅の自転車置き場。見事に一台もおいてありません。こんな自転車置き場、初めて見た。
通勤者はいないか、いてもクルマでしょう。高校生は?いるはずなのですが、クルマで送ってもらうか、バスか、そもそもJRは使わず、直接通学するのか?

これから件の神社に行きます。場所は下山駅から北へ約1.5km。下の地図の○印の場所です。西の質美川と東の高屋川に挟まれて、両川の合流点までにゅうっと伸びた半島みたいな場所の根元です。両川とも河岸段丘が発達しているので、平地でなくちょっと高い尾根の上にあります。

のんびりと、花でも愛でながら・・・
何が起こったか、一瞬目を疑いました!

知野辺付近から北東を見る。4/28に登った空山あたりが見えるかと思ったら、その西のP507あたりが見えているのでした。

山陰線の鉄橋が見えてきた。この上から神社が見えたはず。

鉄橋の下に鳥居がありました。蛭子大神宮。いわゆる、えべっさんか。

参道。岩場の道の登りです。

社務所および門。古いだけに、いい塩梅にこなれてきています。

本殿と覆屋。これを列車の中から見ていたのです。

フェンスの網の間から本殿を拝す。

山陰線の鉄橋を振り返る

たまたま覆屋の裏手に回ってみると・・・・あらら、もう一社ある!


尾根の突端も突端に建っていました。すぐ脇は断崖絶壁。典型的な聖性地形にあります。

調べてみると、突端にある祠が蛭子大神宮であって、手前の祠は摂社で、どのような神社なのかよく分からないそうです。
丹波の神社:http://tanbarakuichi.sakura.ne.jp/shrine/tanba/04.html より。場所は知野辺ですが、氏子は高屋川対岸の白土村の住民とのこと。白土ならば、高屋川が蛇行している場所の半島みたいなところにあるちょっと高いマウンドの場所に社があってもよさそうなのに。ちょうど、この蛭子大神宮の向かい合わせになるので、高屋川を挟んで二社があって、水の鎮めをしていた(高屋川は少し先で由良川に合流します、大雨の日は逆流による洪水などが起こりやすかったのかも)、そして、最終的に対岸の断崖上にある社が残ったとか・・・そんな経緯があったのかも知れません。
お参りをすませて、下山駅に帰ります。
ウマノアシガタ。実はやはりコンペイトウ状でした。

もう夏です。

(おわり)
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