2018/3/4

 福知山市のヒアリングで有路に行ったついでに、南有路から千原、尾藤と回ってきました。この地は子供の頃綾部よりもよく遊びに行った土地で懐かしくもあり、ブラブラしてきた訳です。今はなき加佐郡大江町です。


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◆南有路から見る三岳山
■枯木峠
 まずはここ、枯木峠地蔵尊。まだ綾部市のうちです。
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 「かれき」、でなく「からき」。多分、韓来または唐来が語源なんでしょう。このお地蔵さんはいつも通り過ぎるだけでじっくりお参りしたことはありませんでした。
 一張羅の衣装を着せてもらっています。みると、線香の火も新しく、そういえば先ほどおばあさんにであったので、彼女がお参り(お世話)をしていたのでしょう。
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なかなか安らかなお顔をしていらっしゃいます。
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すぐに峠で丹後の国は加佐郡(今は福知山市)に入ります。

■南有路
ヒアリング会場は南有路の森安という在所です。そばにある神社に寄ってみました。
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十倉神社といいます
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ご祭神は神吾田津姫。
よく知らないなあと思っていたら、木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)だとか。大山祇神の娘さんですね。
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古い由緒書き
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神楽殿(舞殿?)から本殿
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本殿
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境内社は、左から、薬王神社、佐須良姫神社、愛宕神社、秋葉神社。
佐須良姫神は祓戸大神(祓戸四柱の神、瀬織津比咩、速開津比咩、気吹戸主、速佐須良比咩)の一柱で、国土に生じた天津罪・国津罪を、天津神・国津神が祓い清められ、その罪を瀬織津比咩が大海に持ち出し、速開津比咩が罪をがぶがぶと飲んでしまい、さらに気吹戸主が根国・底国に息で吹いてしまい、速佐須良比咩が持ちさすらい失ってしまい、国中の罪がすべてなくなってしまうという。
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本殿の右には恵比寿神社と稲荷神社
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十倉神社は元々十倉山の上にあったというので、その山はこれかな?
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 そういえば、小学校(多分、4〜5年生)の遠足でこの境内にて昼弁当になったことを思い出した。その時の弁当は巻きずしだったことも思い出しました。その時は15kmほど歩いたことになります。

ヒアリングが終わって由良川方面を見る。左から、三岳山、天ケ峰、遠くに赤石岳、大江山
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三岳山には雪が残っているようです。
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大江山は登ったけど赤石岳はまだ登っていない。
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■千原
 有路から由良川を少し遡ると千原(せんばら)です。ここは洪水よけで、一部は高い所に集落がありました。まだ高台に家もありますがそ、昔はその下にクリークができていて、魚釣りに遠征してきたものですが、今は、スーパー堤防や、それに伴う新橋、新道建設であとかたもなくなっていました。
 
その新橋は、大江美河橋
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スーパー堤防
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昔の橋はここより少し上流に小さな橋があって、沈下橋でした。今は撤去されています。
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茫漠たる由良川河川敷
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昔の沈下橋(2009/6/24)
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■尾藤
この道もよく通った道です。気になっていた神社に寄ってみました。
城跡があるようです。
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この丘が尾藤城跡らしい。
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神社。名前が分かりません。
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摂社
大きな方はスサノヲ神みたい
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分かりません
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これは神社参道が別れる三叉路の車道沿いにあったお地蔵さん
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尾藤峠(あるいは赤目坂峠)を越えて帰ってきました。
まだ雪が残っていました。雪かきの時、雪を集積した名残でしょう。
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丹後路もようやく春です。

(終わり)