2018/4/17

 バイクがガス欠です。どう考えても丹後の國は大江町に行くほうが近い、ということでガソリンを入れにでかけてきました。ついでに才の神の藤、阿良須神社、尾藤などを・・・

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■枯木峠
まずはここから、國境越え!
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■才の神の藤
ガソリンを入れてちょっと道草。周囲の野山のフジが咲き始めたので、この暖かさではもう咲いているのではないかと・・
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まだちょっと早かったみたい。
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 才の神という限りは、本来は塞の神であって、藤はそのご神木だろう、と思っていましたが、ご祭神は八衢比古命(やちまたひこ・・)、八衢比売命(ヤチマタヒメ・・)、久名戸神で、八衢比古命および八衢比売命は道を守る神というので、やはり塞の神でしょう。久名戸神も合わせて、道祖神でもある。久名戸神は久那土神とも書きます。
 この地は、丹後の國加佐郡から丹波の國何鹿郡に至る街道(多分間道)が通じてます。丹波の西方(にしがた)に至る。昔、西方から峠までは行ったことがありますが、なかなかよい峠だった記憶があります。
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ご神体は半円形の石でした。
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さて、フジは天然記念物という。
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花を愛でるにはちょっと早すぎたので幹を愛でる。
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近くにあった不動尊
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看板の前の四角いピットが重要みたいです。
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お地蔵さん(か、阿弥陀さんか、分かりません)
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これは庚申さん
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■阿良須神社
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 この地は北有路で、西から流れてきた由良川が山塊にぶつかって湾曲しているところ(今は湾曲した内側が田んぼになっているが・・・)なので、「アラス」とは荒々しく州ができたところというのが語源かと思っていましたが、「アラス」は「蟻巣」ということらしい。先の才の神の縁起談(丹波道主命が蟻が群がっているのを見て人里が近いと考えたところに才の神があった)からも「蟻」が重要なKWになっていますね。それで有路も「蟻道」→「有路」となったのか。
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ご神木の大杉
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長い石段を登ってみます
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安産・子宝の神ということか、狛犬も子どもを抱いています。
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拝殿のなかに祠があるだけでよく分かりませんが、ご祭神は神吾田津姫。木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)のことだといいます。ちょうど真南、由良川の対岸にある十倉神社のご祭神と同じです。ペアの神社で同じ神を祀り、暴れまくる由良川をなんとかして鎮めたいという想いがあったのでしょう。
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境内摂社には、秋葉神社、若宮神社、請道弘神社、金毘羅神社、稲荷神社が祀られていますが、請道弘神社というのがどうにも分かりません。
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大杉を写すとなるとだいぶん引かないといけません。昔見たときには、社務所の石垣の上、白壁に大水の吃水の跡が付いていました。
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その大水とは
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大江町金屋にて、正面の丘の左手に大江中学校があります。昭和28年水害なんてトンデモなかったんだ。ちなみに2004年水害は看板にある一番下のレベルです。もう少し下流でバスの上に乗客が登って一晩耐えたというあの水害が2004年です。

■帰り道の尾藤峠
ここに石の古い道標がありましたが、こういうのを取ってしまうか!?
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1980年頃
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峠登り口。道標とはこうあるべきという、見本のような道標だった。欠けがあるけど。
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(とりあえず終わり)