2019/4/22
頭巾山から洞峠まで縦走したとき、下山後、頭巾山登山口までバイクを回収するのはとてもじゃないが無理だと分かったので、鳥垣にできたゲストハウスに泊まりました。翌朝、周辺を散歩、鳥垣はこのブログにふさわしい、「そこにしかない風景」をもつ集落でした。
泊まった宿は「和宿 Origin」さん。

一般的な標語になりますが、アットホームとはこういうことなのでしょう。お子さんを含めたご一家とともに、歓談しながら2時間ほど夕食。Orijinという名にふさわしい、「宿というのは本来こういうものなんだ」と再認識できるようなおもてなしでした。よくあるリゾートの豪華絢爛ホテルとは一線を画す、というよりアンチテーゼと思えるような、旅人にふさわしいお宿でしたね。お勧めです。
さて、散歩。上市場-山の家前BS-坂尾呂神社-鳥垣、思い切りショートコースです。
鳥垣(より正確には向隅という小字)から、上林川の谷を望む。見えている山は多分君尾山。橋を渡って左手が上市場、右手の集落は有安。田植えの準備万端です。この連休にでもやるんでしょう。
草壁川を渡って、鳥垣を振り返る。遠景は、一番低いところが大栗峠、左にシデ山という位置関係でしょう。
庄という在所の巨大なお屋敷。相当なものです。松が2本ありましたが、左手の松が枯れて伐採されたようです。塀を突き抜けた幹が残っています。
あの丘が気になります。行ってみましょう。
初めて鳥垣を通ったとき「坂尾呂の里」という看板があって、なんぞや?と思いましたが、神社名でした。参道を登ってみます。
鳥垣を望む
案内絵図
この丘の上が馬場先で、ここが「坂尾呂の里」ということか。
参道を振り返る
坂尾呂神社拝殿
朝早くからご夫婦がお参りに来られてました。
しかし、なぜ「坂尾呂」なのかということはさっぱり分からず・・・・神社を後にします。
民家の庭先にあったシャクナゲ
実に美しい村でした。鳥垣に限らず、睦寄町の草壁、有安も含めて廃屋も見当たらず(あるかも知れないが)しっかりとした生活が成り立っているように見えます。宿の女主人の話では、Iターン、Uターンの流入者が多く、この美しさに惹かれて定着している方が多いようです。
決して都市部に近いわけでもなく、その遠さ、辺鄙さを逆手に取り、ここで行きていくんやという次代に流されない力強さも感じられました。生杉や久多に通じるものがありそうです。
コメント