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カテゴリ:■若狭越 > 小浜街道

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2018/11/1

2017/11/12-13


    ハナノキ段に登った時、佐々里の喫茶スペースウッドに、小浜から上賀茂神社まで歩いた(走った?)京都トライアスロンクラブ銘の看板がかかっていた。ルートは、(若狭)小浜ー谷田部−名田庄ー久坂ー染ヶ谷−五波峠−田歌−佐々里(はりまや)−品谷峠−八丁−卒塔婆峠−井戸−祖父谷峠−上賀茂神社(京都)。見てしまったからには歩かないと・・・ということで、最近では「西の鯖街道」と言われているルートをこま切れながら調べて歩いている。京から小浜までのルートはこれだけでなくいろいろバリエーションがあり、代表的なルートをGoogleMapにまとめておいた。
    今まで歩いたのは、 【雲ケ畑街道の延長の小浜街道】雲ケ畑ー桟敷ヶ岳(尾桟敷)および祖父谷道(狼峠取り付きまで)−祖父谷峠(*)・・・井戸−卒塔婆峠−八丁品谷峠−品谷−佐々里・・・田歌−染ヶ谷(*)、染ヶ谷−権蔵坂−須後(*)だけである。 (*)は大昔で、もう記憶が忘失している。 長坂越・周山街道経由の小浜街道は茶呑峠など、一部をかすめただけ。   おいおい、歩くとして、今は雲ケ畑街道の延長の小浜街道を集中的に歩きたい。
   
     そもそも、「鯖街道」という名は近年の造語で、最近では観光客誘致ファーストとなり、ルートも本来の古道とは大幅に異なる国道を指定して、クルマで来る客を誘致したりして、飲んだり食べたり、土産物を買わせたりしている始末である。それでいいのか?
   小浜や高浜をスタート地点とする若狭越の諸街道は14,5世紀頃・室町時代からだんだん整備されてきたものとされている。スタート地点は小浜だけでなく。若狭湾の津々浦々で、海産物を始めとするいろいろなものが山越えで運ばれてきた。京へだけでなく海のない山村にまで運ばれた行商の道。特に新鮮な海産物は「美物」とされ、それを、応仁の乱以後立ち直ってきた京へ運んだ山越えの道は街道となり、戦国時代においては「美物の道」と呼んでもいいくらいになり、今で言う宅配便並のスピードで京に運ばれていた、と春田さんの講演録1)には書いてあった。
 
   さて古の「美物の道」を歩く、遠大な計画ではあるが、今回はなんと!佐々里から田歌への車道歩き!この区間は1回は歩いておきたいので、   所用で芦生に寄ったのを機会に無理やり歩いてみた。

 ■参考文献
 1)福井県文書館研究紀要13 2016. 3、「 鯖街道誕生前史-戦国期京都人が求めた若狭湾の美物」春田 直紀
 2)「北山の峠(上)」金久昌業
 
 PB130278
◆田歌
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